Ojisanが哲学する

代官山在住のojisanが、人間や社会について偉そうに論じています。京都大学法学部在学中に大手予備校で予備校講師をしていましたから、教育に興味があります。

人を不幸にするSNS

ここ20年位でどんどん日本人が生きづらくなってるような気がするんですが、経済的な問題はさておき、やはりSNSやネットの発達によって、「他人の生活」がリアルすぎるぐらいに目に見えるようになってしまったことが遠因にあると思います。
実は高度経済成長の時代も「一億総中流」なんてのは完全なる嘘で、ホントは不都合なことも格差もあったと思うんですよ。
ただ、人間は、それが目に入るのと目に入らないのとではかなり主観的な幸福感に対する影響が違うと思うのです。
それが今、有名人のブログや芸能人のSNSFacebookによる友達の近況などによって、「甘い汁を吸っている人のリアル生活」があまりにも普通の人の目に入るようになったせいで、多くの人は自分の生活に疑問を感じると思うのです。
サエコはこんなに良い生活をしている」、「女子アナがこんなに良い生活をしている」、「同級生の鈴木は家を建てたらしい」と知ってしまうからこそ不満や嫉妬が生まれるわけです。
日本人は特に嫉妬深いですが、そんな嫉妬深い日本人にきらびやかで良い生活を見せても炎上するだけですからね。
そしてどんどん一般の人は主観的に不幸になっていくわけです。
「知らない」幸福ってありますからね。