Ojisanが哲学する

代官山在住のojisanが、人間や社会について偉そうに論じています。京都大学法学部在学中に大手予備校で予備校講師をしていましたから、教育に興味があります。

英語を読む力と聴く力の大切さ

何度か話してると思いますが、私は結構語学ヲタで、平均的な日本人よりはかなり英語ができると思います。

TOEFLibt 110弱、英検一級

ですから、ネイティブレベルとは言えませんが、日本人としては読み書きと会話の能力は卓越しているでしょう。

外国語に関して、なぜか「話せるようになりたい」と考えてる人が多いようです。

しかし、冷静に考えてみたらわかりますが、まずは読んだり聴いたりすることができないと、会話なんてできるわけがありません。

よく、「読み書き」と「会話」と4技能を対比的に考える人が多いですが、むしろ私は

「読む」と「聴く」がセットで、「書く」と「話す」がセット

だと考えております。

なぜならば、前者はインプット、後者はアウトプットと定義できると思いますが、

インプットなしにアウトプットは絶対にできない

からです。

TOEICで800点もいかない方は、悪い事は言わないですから、絶対に英会話学校に行ったり留学なんてしない方がいいです。

繰り返しますけども、ある程度の単語や文法の知識が頭に入っているからこそそれが口から出てくるわけで、何もインプットがないままアウトプットなんてできるはずがありません。

世の中にここまで英会話学校やオンラインの英会話が流行っているところを見ると、ほとんどの日本人英語学習者はファッションで英語をやってるとしか思えません。

たしかに英語が口から流暢に出てくるのはかっこいいですけど、英語が読めてるとか聞けてるという状態は他人にはわかりにくいですからね。

そして単語や文法を地道に理解したり覚えたりするのは辛いですけれども、「英会話」はなんとなく楽しそうですから。

やはり、ほとんどの人は辛い事はやらずになんとかかっこつけたいと思ってるんでしょう。

しかし、世の中そんなうまい話はないわけです。

また、本当のそもそも論として、スピーキング能力よりもリーディングやリスニングの能力が大切じゃないのかと言えば、そんなこともないと思います。

「日本で英語を使う」という観点で考えたときに、一番使う力が英語を読む力ではないでしょうか?

次に書く力と聴く力で、実は一番使わないのが話す力だと思います。

また、これは一定の閾値を超えていたらの話ですが、実はスピーキングというのは、一番ごまかしが利く能力なのです。

スピーチ等は別として、対面の会話であれば、スピーキングは自分の土俵で勝負ができます。

要は、簡単な単語を使ってある程度たどたどしくても、意思の疎通ができます。

しかし、リスニングはこの自由とごまかしが不可能になります。

なぜならば、リスニングはすべて相手の土俵で話されるからです。

もちろん対面のコミニケーションであればある程度繰り返してもらったりできますが、ネイティブ3人と自分1人といったシチュエーションで、ネイティブが本気で話すと、必死にについていくほかありません。

しかし繰り返しますが、スピーキングに関しては、通じる範囲であれば相手も理解してくれようとしますからまず問題ありません。

まとめというか繰り返しになりますが。

日本人はスピーキングの話が大好きですが、まずは読む力と聞く力に集中したほうがいいでしょう。

理由は二つの意味で。

上に書きましたけど、まずある程度読んだり聞いたりできないと話せないという話。

それから、スピーキングはある程度ごまかしがきくけれども、リーディングやリスニング、特にリスニングは「相手の土俵」ですから、わからないとほんとにどうしょうもない点ですね。

ですから、英語が話せない事はそこまで大きな問題ではなくて、やはりまずは英語を読む力と聞く力に集中した方が良いでしょう。