Ojisanが哲学する

代官山在住のojisanが、人間や社会について偉そうに論じています。京都大学法学部在学中に大手予備校で予備校講師をしていましたから、教育に興味があります。

語学の費用対効果

最近、外国のYouTube動画をよく見ていますが、単純にできたほうがいいかできないほうがいいかという意味で言ったら、英語ができたほうがいいですし、本当に世界が広がります。

とは言え、もし全然英語を勉強してこなかった成人の方に外国の映画や動画が見れるようになるために、「英語を勉強したほうがいいか」どうかアドバイスをするとしたら、絶対に「やめといたほうがいいですよ」と私なら言うでしょう。

よほど特殊な人を除いて、「英語で情報を得る」などというのは人生の目的ではなく手段です。

別に日本語でも有益な情報はたくさんありますし、翻訳の本だってたくさんあります。

それでもなお原書で本を読んだり、動画を聞いたりするメリットがあるか、と言われたら、かなり疑問符がつきます。

少なくとも5000時間かけて投資する価値があるものではありません。(英語がそれなりにものになるのには5000時間はかかります)

ただし、皆さんがもし子育てをしてるのであれば英語は絶対にやらせたほうがいいです。

子供に関してはやはりメリットがデメリットを上回ります。

確かに国語力を犠牲にしてまで英語をやる必要はないですが、小さい時からコツコツと英語を勉強すれば自然と5,000時間位は英語に触れていることになりますし(小学校1年生から毎日1時間で12年だと、約5000時間になります)、単純に人生で英語を使える時間が長いわけですから、子供に関してはコストパフォーマンスを考えてもなお英語に関しては勉強したほうがいいと思います。

日本で教育を受ける場合、普通は大学受験をさせることになりますが、この時に英語できると非常に有利です。

極端な話、早稲田や慶応の文系は英語がめちゃくちゃできたらほぼ受かります。

得点の半分位が英語だったりすることもよくありますから。(慶応法、慶応総合政策など)

また、英語は所詮言葉ですから、数学のような向き不向きが比較的ありません。

子供の場合は、まず日本の大学受験で死ぬほど有利だという点と、残りの人生で英語を使って様々な情報を入手したり外国人とコミニケーションが取れるという点で、英語に力を入れた方が良いでしょう。

私は語学に関して、基本的には両極端の考えを持っていまして、中途半端にできても本当に意味がないと思ってます。

英検2級とかtoeic700くらいなら、実用レベルでは全く使い物にならないので、あまり意味があると思いません。

めちゃくちゃ勉強するかほぼ勉強しないかのどちらかで充分だと思っています。

そして、例えばイチゴ農園をやる方や地方で美容師をやるような方が中学や高校で英語を勉強するのは本当に無駄で、だったらその時間は簿記や政治経済でもやればいいのにと思ってしまいます。

逆に本気でやるのであれば、小学生位からガンガンやらないとダメです。

私の半生の反省です、これは。

 

親を恨むわけにはいかないですから仕方ない話ですが、私は、中学校1年生から普通に英語を勉強して、大学受験で偏差値75とかそれぐらいのレベルでは得意でしたけど、そこからネイティブとあまり問題がないというレベルでコミニケーションを取ったり生の動画を見たりするのに8年近くかかってるわけですから、そもそものスタートに問題があるわけです。

また、私は中高と極めて一般的な日本の英語教育を受けているので、どうしても音声面がずっと課題でしたから、これから子供に英語を教育する方はとにかく

文字ではなく耳から英語を覚えるように教育されることをお勧めします。

当たり前ですが、どんな言葉であっても、小さな子供はまずは母親の言葉を真似て耳から言葉をマスターします。

ですから、リスニング→スピーキング→読む書くの流れが自然なわけです。

(日本の学校教育の英語は順番が逆です。)

繰り返しますが、英語はちょっとできる位では全く意味はないですけど、

日本語の思考力がそれなりにある前提でネイティブ一歩手前レベルで英語が使いこなせたらかなり人生においてアドバンテージになる事は絶対的に保証できる

と思います。

やるかやらないか、ですね。