Ojisanが哲学する

代官山在住のojisanが、人間や社会について偉そうに論じています。京都大学法学部在学中に大手予備校で予備校講師をしていましたから、教育に興味があります。

ライザップイングリッシュ

ダイエットで有名なライザップがライザップイングリッシュなる部門を設立しました。



謳い文句は、「英語ができると年収が上がる」です。

ほう、そうですかあ、、、

たしかに、英語ができる人と英語ができない人で平均年収は300万円とかそこら違うみたいですよね。

ライザップ、さすが!

ライザップで英語を勉強して年収をあげよう!

・・・

なんかおかしくないですか?

ライザップの主張は、典型的な相関関係と因果関係の混同です。

たしかに、英語の能力と年収には相関関係があります。

しかし、この相関関係を持ってして「英語を勉強すれば年収が上がる」などとは到底言えないわけです。

なぜならば、社会の不都合な真実ですが、
そもそも英語ができる人の大半は学歴が高い人で、年収が高い上場企業などに就職している人が多いから結果的に年収が高いだけ
だからです。

 

私も英検一級ですが、英検一級だからそれなりに稼げるわけではなく、たまたま英語「も」できる、というだけです。

 

商社や外銀で英語ができる方も全く同じ構造です。

ピーターティールもこないだの動画で同じようなことを言っていました。

ハーバードの卒業生と高卒の年収を比べたときに3倍位違うわけですが、これをもってしてハーバードの教育機能が高いということにはならないわけです。

ハーバードに入れるような人が高卒で起業したりしてもおそらくそれなりに成功するはずですし、逆に本来高卒レベルの人間が不正入学でハーバードに入ったりしたところで、年収はおそらく高卒レベルのはずです。

「真の因果関係」は教育力云々ではなくて、単純に能力の問題なわけです。

英語と年収の関係も似ていて、そもそも英語能力が高いような人はそもそもホワイトカラーの労働者としての能力が高いがゆえに年収が高いわけで、別に英単語を覚えたり英会話の練習をしていることが直接的に年収アップにつながっているわけではないわけです。

このような相関関係と因果関係の混同というのは、あらゆるコンテクストで登場しますが、そのほとんどはちょっと考えればわかります。

ライザップイングリッシュ、、、

英語の勉強したからすぐに年収が上がるわけないでしょ!!笑